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コレクション: STAGE3

安政見聞誌 下 - 翻刻

安政見聞誌 下 - ページ 2

ページ: 2

翻刻

江戸御 城(しろ)の見附数三十六ケ所あり     一登斎 此度の地震にて何れも破損(はそん)せざる所なし    芳綱写 就中(なかんずく)四ツ谷御門の櫓(やぐら)之屋根より石垣に 至迄凡 図(づ)にあらはしたるごとし且又 堅固(けんご)なるを城門にたとへていへり然に此 ごとくなる事を以 震動(しんどう)の強(つよき)を知べし 既(すて)に大手東方 馬場前(ばゝさき)御門等は悉潰(こと〳〵くつぶれ) 其 形(かたち)なき故 図(づ)せず所々大破に及事 筆もて尽(つくし)がたし往古(むかし)より地震 数多(あまた) 有と雖(いへとも)今度のごとく成事をきかず凡 御入国 已来(このかたに)無之 珍事(ちんじ)なりと聞及たり