みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE6

太平秘録抜書 浅間山燒及普賢山崩 - 翻刻

太平秘録抜書 浅間山燒及普賢山崩 - ページ 38

ページ: 38

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又云其節は鳴動の響風波の音も常に変り候に付町家へ 用事在之出候者も急き城内へ入候よし其内に早山塩押来 り腰ゟ上になり漸助り候者も有之と云申候 又云右に付大手門をひらき内へ招き入候由に候へ共常々城内へは むさと出入不相成掟に付見合外小路之方へ参候者は不残津 浪にひかれて大手へ入候者又は大手脇松原抔へ参候者は 助命致し候由 又云大手脇松原の辺押倒候家其儘にて残りし所には 家の崩又は材木等に押れ存命の者も有之候右之者共助候 ため人数差出置人参等為遣候由之所廻りの者一人へ怪我人 二三人四五人取付助ヶ呉候様申離不申候所左様には及ひ兼 中には見殺に致候者も有候由都而血に染り怪我の軽重も 不相見其内薪を脇腹ゟ肩迄突貫候者なと有之候へは 俄成事故か気も失ひ不申死候迄にも木をは抜取呉候様 申候由誠に目も当られぬ体にて有之候を直に見候者飛 脚に罷越物語承候も気味き事のよし 熊本留守居井上加左衛門云肥後国には高七拾間之山の上に 遠見番所有之候所此度の津浪は右之番所をも打越既に