翻刻
仮宅は建具よりまづ引手なり 喜多
二三人引ぱりだこは上ッたり 〃
《ルビ:塩|しほ》むきみゆり残したを並べたり 〃
勘当の息子地震でゆりかへし 愚
おゝぜひが抜身てさわく五丁町 〃
尻からまつかに焼て来る猿若町 〃
妙智力塔の曲りも九分九輪 〃
天上がたいぶゆれるそ焔魔言 〃
ゆれたのも夢中て居たと若夫婦 〃
万歳楽かしらねど今は大難義 〃
亀甲梁の芝居亀蔵といふ名出来 〃
十九年たちてかたばみ茅を出シ 〃
【上段】
地震類焼の後市村
座普請大梁三本不用
亀甲ノ形組テはりトス
中村座モ又此形
森田座十九年目ニテ
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或人の話狂歌
寝るとすぐもちやげてゆする
大地しむ泣て騒てアレサ死ます
八代目市川団十郎難波ニ死去す父海老蔵団蔵初九蔵
猿蔵初メみな大坂出勤にて江戸三芝居に三升の紋
なし
しばらくと留る三升のなきゆへに
鯰坊主の大あばれして
金銀をゆり出したる大地震
万歳楽をうたふ民草