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コレクション: STAGE9

安政二年震災記事 完 - 翻刻

安政二年震災記事 完 - ページ 67

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    仮宅は建具よりまづ引手なり 喜多     二三人引ぱりだこは上ッたり 〃     《ルビ:塩|しほ》むきみゆり残したを並べたり 〃     勘当の息子地震でゆりかへし 愚     おゝぜひが抜身てさわく五丁町 〃     尻からまつかに焼て来る猿若町 〃     妙智力塔の曲りも九分九輪   〃     天上がたいぶゆれるそ焔魔言  〃     ゆれたのも夢中て居たと若夫婦 〃     万歳楽かしらねど今は大難義  〃     亀甲梁の芝居亀蔵といふ名出来 〃     十九年たちてかたばみ茅を出シ 〃 【上段】 地震類焼の後市村 座普請大梁三本不用 亀甲ノ形組テはりトス 中村座モ又此形 森田座十九年目ニテ □□□□□   或人の話狂歌     寝るとすぐもちやげてゆする      大地しむ泣て騒てアレサ死ます      八代目市川団十郎難波ニ死去す父海老蔵団蔵初九蔵      猿蔵初メみな大坂出勤にて江戸三芝居に三升の紋      なし     しばらくと留る三升のなきゆへに      鯰坊主の大あばれして     金銀をゆり出したる大地震      万歳楽をうたふ民草