翻刻
麻疹
やくはらい
【右丁】
〽やアうはしかいな〳〵今度(こんど)
世上へ流行(りうかう)の病おはらい
ませうおいしやお門(かど)おなかむればお薬
が松(まつ)かざりはやくいそいで薬取(くすりとり)まだ若(わか)
水(みつ)の気娘(きむすめ)ぞやみ下二夕三日お白(はふ)いにばらりとまめ
まきや福(ふく)は内への御 見舞(みまい)はいんけんまめにおにまめや鶴(つる)わ千歳(ちとせ)の
【左丁】
御 寿命(じゆめう)とながくのばしたかんひやうにかめにいれたる水(みづ)あめ
もよい初(はつ)ゆめのふじの山(やま)上(あけ)れば〆(しめ)たきくすやかご屋の
あしもかる焼(やき)や七草(なゝくさ)かゆより白(しら)かゆとのどをなら
漬(つげ)くすりぐいひだちかけんの
其(その)ところへふらつきものゝ
風(かせ)の神(かみ)さまたけなさんと
するならば虎(とら)のいせいの
やぶいしやがうさい角(かく)にて
おさくつけちくらが沖(おき)へ
さらり〳〵