翻刻
《題:麻疹流行人除状之事》
一 此はしかおし太郎と申者生国はかるく
駿河国皃の赤井村のすぜうにてはしか
成者に付まじない共除人に相立世間へ
流行及候処一流也ねつきの義は
ぞやみの二三日頃より毒立七十五日に
相定御救命として色々御酒は
ふうじ金相成はしかにつゝしみ平候
御しきせの義はねつはのどのかは
き嶋一反ひくは風にあたらしま一枚
可被下候事
一 御いしや様御はつこうの義は不及申
きくすりやおかげう向はん昌可致候事
一 宗旨之儀は一連たく宗にてかんびやう山
くすりん寺味噌漬沢庵和尚食事に
さわり無之候若此ものはやり病の
心おをこし勝手元おさんとのを下女
はしかなぞとあな取御馬かい馬桶を
かぶり候て床の内にてねくるしき様子
相見へ候はゝ我等ほうそうに罷有た■
ようの葉にておさく採御皃へあばたは
少も相付申間敷為無事直つてあつてわ
ふだんことし
かいほうたん年
水の毒月
わんはく天王横町
ひい〳〵やろく右衛門店
かんかく屋五九郎
ねつはさめがはしひだ■前
天ふら寿平店
薬屋売太郎
床揚屋加勢右衛門殿