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翻刻
されと例(れい)の煩(わつら)はしきをいとひて亦(また)名氏(めいし)を標(ひやう)せす体裁は名所図会に
倣(ならへ)とも考証【證】は一條も俗書(ぞくしよ)を挙けす且文外の余意は看官の
見解(けんかい)を仰のみ
中路定淂【注】識
【注 コマ107に「定得なる人物が出ている。「得」の崩し字に「淂」が有るのでここは、或は「得」で同一人物か。】
現代語訳
しかし例の煩わしさを嫌って、また名氏を標記しない。体裁は名所図会に倣うとも、考証は一条も俗書を挙げず、かつ文外の余意は読者の見解に委ねるのみである。
中路定淂 記
【注 コマ107に「定得」なる人物が出ている。「得」の崩し字に「淂」があるので、ここは、あるいは「得」で同一人物か。】