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コレクション: STAGE1

訓蒙 天然地理學 中 - 翻刻

訓蒙 天然地理學 中 - ページ 36

ページ: 36

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速度(そくど)を以て、《箱:セ》より起(おこ)つて北方(ほつぼう)に進(すゝ)み、温帯(おんたい)の速(そく) 度(ど)の為(ため)に其|道(みち)|漸(やうや)く曲(まが)りて、西南風(せいなんふう)と西風(せいふう)とに分(わか) る、南半球(なんはんきう)にてはまた西南風(せいなんふう)と西風(せいふう)とに分(わか)る、故(ゆゑ) に北温帯地方(ほくおんたいちはう)は西南風(せいなんふう)と西風(せいふう)と常(つね)に多(おほ)く、南温(なんおん) 帯地方(たいちはう)は、西北風(せいほくふう)と西風(せいふう)と常(つね)に多(おほ)し、もし南北(なんぼく)|両(りやう) 半球(はんきう)|同熱(どうねつ)ならば、赤道(せきどう)は|南北(なんぼく)|恒信風(こうしんふう)の分界(ぶんかい)なる べししかれども北半球(きたはんきう)は|陸地(りくち)|多(おほ)くして、南半球(なんはんきう) より常(つね)に暖(あたゝ)かなるが故(ゆゑ)、二風(じふう)の|界(さかい)|赤道(せきどう)の北(きた)に偏(かたよ)る 事、|大約(だいやく)三|度(ど)|半(はん)なりと云ふ、しかしながら二風(じふう)|実(じつ) に相遇(あひあう)ふとすべからず、何(なん)となれば空気(くうき)の流(なが)れ、 赤道(せきどう)に近づくに随(したが)ひて、|愈(いよ〳〵)|熱(ねつ)し|愈(いよ〳〵)|軽(かろ)く、|其(その)|方向(はうこう)|自(おのづか) ら上(うへ)に向(むか)ひ漸(やうや)く水平(すいへい)の動法(どうはう)を変(へん)し二風(じふう)の間(あいだ)に 別(べつ)に一種(いつしゆ)の風(かぜ)を生(せう)ずればなり此風(このかぜ)は恒信風(こうしんふう)に 比(ひ)すれば、静(しづか)にして且(かつ)|方向自在(はうこうじざい)なり、大約(たいやく)|北緯(ほくゐ)三 度(ど)より十|度(ど)までの地(ち)|此風(このかぜ)の界(さかい)とす、之を自在風(しざいふう) の帯(たい)と号(ごう)す、    定期風(ていきふう)、 インデヤ洋(やう)【インデヤ洋の左に傍線】|及(およ)びヒンドスタン【ヒンドスタンの左に傍線】全国(ぜんこく)に在て、モン【モンの右に傍線】 天然地理学 巻之二         三十五