翻刻
東京帝国大学図書印【蔵書印】
《箱:□□白□□□蔵書》 《箱:石本文庫》
一年の計(はかりこと)は春に有一日のはかりことは晨(あした)にありといへは春の
始めに其吉凶を占(うらな)ひ又はよき人相家に勘考を求むへし七難
は面色にあらはるゝ物なれはより〳〵相を見するにしかじ予壮年
の時寛政の末より文化三寅年の春まで失火(てあやまち)だに
なくて心長閑なる頃見相をこひけれは相人の曰く遠からず
旅行有ぬへし火難も見ゆれとものがれ給はん歟といひけるを
心にも入れず桜曇りにゆくりなく野もせの草を枕香の