翻刻
一家相見の事 一家作并わたましの事
一大師|厄(やく)年に書損の事 一悪星|的殺(てきさつ)の事
一江戸大火年月の事 一廿八宿五行の事
一《割書:吉原|三芝居》火災年月の事
義|融(ゆう)老(らう)人とて頗(すこぶる)天文に明らかなる翁あり予此臾に随
ひて廿八宿七|曜(よう)の形(かたち)を見覚んと夜毎庭上に出て
教えを受けしが容易(たやす)く熟(じゆく)することを得ずしかはあれど世
界の方位を知ること他国へゆきてもしるゝ夜分の刻限をさ
とることを得る也翁常にいへらく今泰平の御代に
産(うま)れて万民枕を高うしてよき衣を着美食をくらひて
歓楽をきはむる輩多し殊に近代居宅の結構華麗