翻刻
刈田
岳不
□山
水分
神社
《箱:宮城県磐城国鎌先温泉之図》
《箱:各県道法》
距 東京 八十四リヨ
距 白川 三十六リヨ
距 水戸 五十六リヨ
距 磐城 三十四リヨ
距 中村 十三リヨ
距 新潟 四十八リヨ
距 若松 二十七リ
距 米沢 十五リヨ
距 山形 三十六リヨ
距 福島 十リヨ
距 仙台 十三リヨ
距 石巻 廿六リヨ
距 盛岡 四十三リヨ
距 青森 百十ニリヨ
距 函館 百三十八リヨ
距 白石 一リ半
《箱:白石ヨリ汽車
出発時間表》
上リ列車
午前 九時二分
午后 一時六分
午后 五時十一分
下リ列車
午前 九時
午后 一時五分
午后 五時十分
鎌先温泉由来記(かまさきおんせんゆらいき)
石川茂実翁 編緝
夫本邦(それほんはう)の温泉(をんせん)は神代(かみよ)の往昔衛生調度(むかしゑいせいちやうと)の術未(しゆついま)だ
開(ひら)けざりし時万民疾病夭折(ときばんみんしつへいようせつ)の患(うれい)を赦(すく)はんがた
め大已貴命宿名彦那命諸国(おほあなむつのみことしゆるなひこなのみことしよこく)に温泉(をんせん)を取立給(とりたてたま)ひ
しより以来諸民病患平愈(いらいしよみんひやうくわんへいゆ)することを得(え)たり然(しか)
してより後(のち) 上王候(うえわうこう)より下庶人(しもしょにん)に至(いた)る迄常(まてつね)に
養生遊楽慰(ようしやうゆうらくなくさ)みもて所々(しよ〳〵)の温泉(をんせん)に浴治(よくち)するとや
古今隆(ここんさか)んなり抑温泉(そも〳〵をんせん)は天地自然(てんちしせん)の妙機成(めうきな)る所(ところ)
まして人体肌膚(にんたいはだゐ)を膏沢(こうたく)し関節経絡(くわんせつけうらく)を融通(いうつう)して