翻刻
とりてかごに/入(い)れる/子(こ)ども
のよろこび/大(おゝ)かたならず
〽おぢちやんもつととつて
おくれよ〽おい〳〵もつとたく
さんとつてやらうのとだん〳〵
/行(ゆく)ほどに/其子(そのこ)の/母(はヽ)も/子(こ)に
ひれてともに/跡(あと)よりついて
/行(ゆく)〽いつも/今頃(いまころ)ハ/蛍(ほたる)がりに
いくらも/出(で)るがよひ/闇(やミ)でくらいせいか
/人子(ひとこ)にひとりあわぬ〽ほんに
そうだねへしかし/人(ひと)のでないほうが
ぞつちらが■ないでこつちではがり
とるからかへつてよいかもしれない〽わたしも
/其気(そのき)さ/人(ひと)にとらせないでこつちでばかり/取(とり)たいと
おもふがとうもとらせそうもないからつまら
ねへのさと女の/手(て)をちよいとにぎる
/女房(にようぼ)ハ/思(おも)ひがけぬ/事(こと)ゆへはつとハ
/思(おも)ひしか/常(つね)から/我子(わがこ)をかわゆ
がりて/手(て)あそびそのほかいろ〳〵
の/物買(ものか)ふてくれる/心(こゝろ)ざしのにくからに