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さつとみたれければ。其まゝあそばしけるは
雪やみんこあられやこんとお寺の梯の木にふ
りやつもれこんことあそばし是はとの宣
へば。彼僧はらをすへかね。扨もおどけたる御僧や。
いかに耳なれ目なれし物なればとて。それは余り
に候と申せは一休もわらひ給ひて。実尤なり
いで〳〵其望の目なれ耳なれし事を書て参
せんとて
きねかすゞ海山来こり谷のこゑ
入あひのかねに庭前のはな
とあそはしければ。彼僧さてもよき御かる口や。
まことに見なれ事なれし物を。望みける社。愚なれ
とて。御口のかるきをかんじて。おくゆかしく社侍れと
ていろ〳〵ちそう申ておくり奉りけるとなり
元禄十三丙辰年
三月吉祥日
京都月松原上ル町
菊屋七郎兵衛板
【六以降は注釈1より】#1