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【ほとんどOCRのままです】
と語り給へば。扨も〳〵めづらしき詩や。此としまでかゝ
る山のおくに住ければがやうなる詩は目なれも耳なれ
もいたさす候。とかくちと我らが愚なる耳にも。耳なれ
目なれし事を。あそばし給はれとのぞみけれは貴僧
の耳なれ目なれし事は。何がなとのたまふ所へ折ふし
桜花にはかに落散みだれければ。貫之が哥をふとおほ
し召出して。いかにも大もしにあそはしける
桜ちる木のした風はさむからて
空にしられぬ雪ぞふりける
是はいかに有とのたまへば彼僧いや是もいまだ耳
なれず候と申ければ又桜花風にちらされ。さつ