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又曰丙は炳也日 輪(りん)火□愁【熱?】は□の火也是を君火と云ひのと火の弟也又南方を司る又曰 丁(てい)は灯(てい)也民家日用の火也是 相火(さうくは)と云つちのへ土の兄也 央(ちうおう)に
位し四季の土用を主り五行の信に配す又曰戌は母也五こく草木を生るの母也つちのとは土の弟也又曰己【巳】は
起也一切の器物を配して人民の作(さく)用を助る也かのへは金の兄也西方の秋を司り
五行の礼に配(はい)し万物を収る方位の故に云 庚(かう)は更(かう)也 更更(あらためかへる)也万物 木(こ)の葉
生じ金の世に更(かはり)収(をさま)る也かのとは金の弟也又秋に配す又云 辛(しん)は新也
万物更新事□也みつのへは水の兄也北の方の冬を司り
五行の智に配す又云 壬(しん)は姙也万物 金(か)の世に収り木の
世に生ずみつのとは水の弟也又曰 癸(き)は揆也水は万物を
揆る【はかる】の神智は万計を揆の本也
【以下二行、割書きとふりがなと併用するか迷いましたが一旦割書きにします】
《割書:地|□》《割書:九|子》《割書:ハシメ|北》《割書:八|丑》ムスブ《割書:七|寅》ヒラク《割書:六|卯》《割書:シゲル|東》《割書:五|辰》フルウ《割書:四|巳》トドマル《割書:九|午》《割書:フタツ|南》《割書:八|未》アシワウ【あじわう?】《割書:七|申》□《割書:六|酉》《割書:シテハ|西》
《割書:五|戌》《割書:ヤブル|カヱル》《割書:四|亥》《割書:タエル|ツキル》ね【子】は根也夜九ツ夜半と云是陰の終陽の始也故に子の字(じ)了(をはる)と
一の字(はじめじ)【「一の字」ではじめじ】を合して子とす万物を生るの根也うし【丑】は極陰(ごくいん)にて陽気(ようき)をうしなふ也夜八ツ 鶏(けい)めいと云物の終也
寅(とら)は陰気陽気にとらるゝ也朝七ツ 平旦(へいたん)と云平に且てのぶるの気ありう【卯】は日をうむ也朝六ツ
夜明と云人戸をひらくの時也故に卯の字は戸の字を左右に置きたる形也たい【体、態か】は日上りたつ也
朝五ツ食時と云陽の極致也之は日の気みつ昼(ひる)四ツ禺中【禺中…昼四ツのこと】と云日禺 ̄レ_中 ̄ニ也陽気みちのぼる也午【うま】は
陽気うまるる也ひる九ツ日中と云日中天にのぼれば傾くの外なしひつじ【未】日通じ也則【即ちか】日のつじ也
ひる八ツ日昳と云さる【申】は日去也昏七ツ 晡時(ほじ)と云猿の性のさはがしきは晡まへのせはしきに発す
とり【酉】は日収る也昏六ツ入と云□【もんがまえの中に二?】の字は卯に反(はん)して戸を折あはせ横木を入たるのかたち也いぬ【戌】は陽
気いぬる也 昏(くれ)五ツ黄昏と云また戌(いぬ)は戍(やぶる)也陰気陽を戍る也草木霜にやぶれ滅(??)【?】る也ゐ【亥】は陽気
ゐかへる也夜四ツ人定と云 微陽盛陰(ひやうせいいん)□交(まじは)り人定まつて姙(はらむ)の時也草
木ゐかへりて蒔(きざし)をはらむ也 《割書:五|○》戌【戍】 ̄ヤブル ̄四 亥にて地震はつきる也九子ヨイハジメテ末廣【?】の基
相後ゟ【より・合字】地震をサシテ万歳楽と云 既(すで)に十月二日の大地しん【大地震】は辰(たつ)の日にて【地震除けのまじないことばで万歳楽万歳楽という】
夜の五ツ過四ツ前にて戌の下刻也戌亥西北に当り【當り】戌は土に主り亥は水に
司(つかさ)どる辰は東南に当り土に主どる処此葬【?】亡中ウルホイ多く其気万もつ【万物】
更らんとすれど未だ上の陽気 若(わか)く時到らずして【?】発(はつ)するを能はす其気
変(へん)じて地しん【地震】と
なる辰に振ふ□【忘?忌?】也戌はヤブル亥はタヱルノ□【誧?】にて一年の
終り一日の仕舞也一旦吹出震崩とも其翌日巳の日にて巳は
とどまる故に地震の元を失ふ也過れば子の刻(こく)に移(うつ)り子は九ツにて陰の終りやう【陽】のはじめなれば
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【下、鯰の口元へ】
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是天地
乾坤万物五
こく【五穀】を生る根也以て此処(ここ)を押【?】
ときは凶年の非にあらず豊(はう/ほう)年の□【春?】
実(げ)に作れる 御世(みよ)の祥陽たるを示(しめ)し
て人の惑をとき忌(いみ)うたがふ人なからんこと【こと・合字?】
を庶幾(こひねがふ)と云(いう)爾
是地形定るまで其気ありと
いへども再(ふたた)び大地しん【大地震】
の愁(うれ)ひなきか しかしながら
天 質(しつ)ははかり
がたし御用じん【ご用心】
肝用【肝要】なり
「禁買賣」