翻刻
成候而も三十年餘に及ひ候得共家中之侍共江
対し又ハ領分之百姓江も慮外之仕形法外之
儀も可有之ニ付如何ニ存る者も可有之候其段少
もかまひ無之畢竟只今迄之悪事ハ是を捨
置候向後御領之内専下知を守届く候私を存し
非分之公事訴訟友百姓難儀迷惑せしむる
事■々あるへかし■分に過たる奢なく盗徒
党之宿等仕事幷博奕堅く相つつしむへし
最初ハ慰の如くに仕るといへとも事つもり
候而者其家をつふし仕置にあい一ツも益なき
事候此外第一ニ禁る儀ハ御領所之役人幷手代
足軽等を少之まいなひ音物s■■すへから次
此まいなひ音物之儀ハ定而作もキを悪きと■
みめあかし守る様ニし又ハ非分之公事理分ニ
成様ニもの事たるべけれ者皆我身ニ悪事有
之上多事ニ候間向後まいなひ音物仕者有之ハ
急度遂言上重キ罪科に可行之間能々此旨を
存候様惣百姓共江鈴木彦太夫井上半太夫江口次郎兵衛