翻刻
【右丁】
蓬莪荗(ほうかしゆつ)
うすぐろ
#1
明和年中(めいわねんちう)琉球(りうきう)より渡(わた)る三四月 宿根(ふるね)より生(せう)
す苗葉(へうやう)薑黄(きやうわう)に似(に)て葉(は)頗(すこふる)狭(せは)く長(なか)く葉(は)の
中(なか)に紫色(むらさきいろ)の斑(ふ)あり此物(このもの)稀(まれ)に花(はな)を開(ひら)くこと
あり六月 頃(ころ)苗(なへ)の傍(かたはら)に生(せう)す形(かたち)《振り仮名:■金花|うこんくは》#2に似(に)
【左丁】
て紅色(あかいろ)黄蕊(きいろのすい)あり根(ね)芋(いも)に似(に)て外皮(そとかは)黄褐色(きうるみいろ)
肉(にく)淡青褐色(うすあをうるみいろ)なり
【版心の中央】荊三稜