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是は世間咄也必々人に語るへからす
たゝ何咄としるへし空なる事也
彼飯沼に昔より主有て一年之一両度用有て所の者
青竹に幣を切強飯を半切に入れ彼竹を投出し留る
処に半切桶を備へぬれは其半切桶水にまかれて水底に
入る翌朝は鯉二口充必水に浮ひぬるを所の者取揚百
姓共家毎に祝候由今度右之主所の者の夢とやらん
又湯の花を上たるをやらん告らるゝは我久敷此地にす
めりに段々新田に取立らるゝ故我居所も既に無なるへし
然は事有へし必々相構へて大事に心得所を立退共
又宿替をする共致すへし信心大事成へしといつれも