翻刻
の内に直さとも時は終には堤の破るゝことし
惣して何事によらす始終を考へすして当座
まかなひなす事は不宜や可心得事也
一本村松平飛騨守上ケ地の南の方崖大分
くえ下の明地の蕎麦畑へ土落はたけみ
ぢんに成たり道の際同心町の下へ大分方
崖際にてくえたり
一念仏坂の際鎮目佐右衛門屋敷西の方びやく
打下の町屋二三軒潰れたり人死はなし
一赤坂真田伊豆守屋敷のびやく打は安芸守
ゟ多しと御納戸同心藤三郎咄にて承る
一赤坂御門之内松平出羽守屋敷西の方御堀
の上大分びやく打大木なとも下へ落入候と風
聞也
一外桜田井伊掃部頭屋敷北の方西海枚並
木の所山大分崩大地ほれ当分往還留り候
一白銀町入口橋西の方石垣大分御堀へ崩入
たり