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コレクション: STAGE1

肥前國島原領普賢山大変記 完 - 翻刻

肥前國島原領普賢山大変記 完 - ページ 18

ページ: 18

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  使者の勤めせんと止宿ありし四月朔日夜右の大変   にて主従二十四人高波に押流されけるこそ哀也 一 四月中旬筑前國松平筑前守様御使者として占部   忠左衛門来る主殿守忠怒公は守山村大庄屋松浦源左   衛門か所に仮に住せらるゝ斯領内の変災に気を屈   し疲れ給ふにや昼夜溜息をつきうつら〳〵として   只酒を飲て昼夜暮されけるか五月半ゟ病に臥し   給ふされ共さのみ大切にも見へさりしか六月朔日はか   らす病床よりおき推参ものと脇差取て柄に手を   かけ其儘倒れ給ふ近習驚き抱へ起しけれ共其儘息   絶たり島原一家中飢渇に及ひける故隣国の諸   侯より米を被送其外進物等有之候事 一 肥後 熊本 細川侯より米三千俵 一 肥前 佐賀 鍋島侯ゟ 米弐千俵 一 筑前 福岡 黒田侯ゟ 米千俵 御使者 明石善左衛門 一 薩摩鹿児島 島津侯ゟ 米千俵 御使者 小笠原太左衛門 一 肥前平戸 松浦ゟ   同千俵 御使者 秋山茂右衛門 一 同国大村ゟ      同千俵 御使者 野沢新右衛門 一 日向飯肥 ゟ     同千俵 御使者 川崎左馬之介 一 肥前唐津 ゟ     同千俵 御使者 戸田長右衛門     右の外御進物の品不相知   龍神か池汲干ゟ竜女栖をさまよひ外療荒川玄順