翻刻
のとうせんわうの三せん人のきさきたち
さればせんざいわうこのくにのにうばうはみ
めわるきとてさいじやうこくよりまうけ
たまふきさきを見まいらせんとて五十人
づゝまいりたまひて御すがたをみまいら
せて月なとのごとくにかゝやきましま
せばちゝのきさきたちあさましやもの
にたとゆればこがねとつちくれとのごと
くみにつけてもはづかしや大わうこの
みやに御たいめんあらばわれ〳〵をばもの
かすともおほしめされまじ御めうつりせん
すらんとていつしかもましまさぬ御すかた
をつくりまいらせてさかさまにうつみて
三月まてのろい申せどもそのしるしも
なしそのときあるきさき一人のたまひ
けるはわがみめのわるきもぜんぜのをこなひ
のあしきにてこそあるらめとおほせら
れければのこりのきさきたち申されけ
るは人のこゝろはあみのめにこそたとへたれ
われ〳〵申さんまゝにましませと申され