翻刻
百三十行にはみだれそろはんずればとて
御よろこびかぎりなしきてひぢり御こつは
かうべも候はずとのたまへばわうじごしき
のともに百きをこなひなしてつるぎを
もたせたてまつりみやこへいれたて
まつるわうじはとうしやうこくへとひわ
たりたまひて大わうにこのよしくはしく
申たまへばゆめにもまるはしらず候
三ぜん人のきさきにたつねたまへとのたま
へはわうじはらをたてたまひてつる
ぎをぬきたまひつるきはさきをしりた
れば二ぜんにんのきさきのくび一人も
のこらずおちにけりそのなかにきさき
一人たすかりたまひけるわうじたち
たまひてこまかにとひたまへばはじめ
よりのちまでの御物がたりをくわしくかた
りたまへばきさきを三どおがみたまふ
さてひじりは一七日御こつをとりならべて
二七日御をこなひなされければかはらぬもとの御
すがたにておきあがりたまふ