翻刻
【右丁】
一種
やしや
ひしやく
天(てん)の梅(むめ) てんりうはい《割書:加|州》
土州(としう)にてきむめ又
しやういたとりと
云木上に寄生(きせい)す
茎葉ともにきひよ
とりしやうこに似り
高さ尺余夏葉の
間に花を開く五弁
白色也後実を結(むす)
ふ長さ五分(こふ)はかり
毛剌#1あり蒼耳実(そうしのみ)
の如し熟(しゆく)して赤色
味ひ酸(す)し
【左丁】
棎子
キユアヤヒュス《割書:羅|甸》
ダーヤヘス《割書:荷|蘭》
物印忙に載る図葉
の形 牛膝(こしつ)に似て鋸歯(かゝり)
なし花は山茶に似て
白色也荷蘭の説
に木二丈 許(はかり)皮滑沢
赤緑色を帯(を)ふ葉∴
∴粗糙て芳香花
白く実黄緑 ■(しよう)#2
白く味ひ甘(あまく)熟せ
されは渋く堅し
核(かく)堅くして多し