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コレクション: STAGE1

但州城崎浴湯辧 - 翻刻

但州城崎浴湯辧 - ページ 13

ページ: 13

翻刻

随分(ずいぶん)心を豊(ゆたか)に持(もち)。気を慰(なぐざ) めて。くたびれざるほどに。日(ひ) 日(び)ありきてよし。若(もし)眠(ねむり)たへ がたくて。たま〳〵|昼寝(ひるね)せば。 能(よく)物(もの)を着(き)て。屏風(びやうぶ)など引 廻(まは)し。ねるべし湯治(たうぢ)の間(あいだ)は。 表気(へうき)ひらき。風ひきやすけ ればなり。浴衣(ゆかた)着(き)ながら。 打(うち)ねふりなどすべからず。湯 をむさぼるべからず。虚弱(きよじやく)の 人は。一日に二三度。壮健《割書:さうけん|わかくすこやか》【両側にふりがなあり。便宜的に割書としました】の人。 四五度に過(すぐ)べからず。湯数(ゆかず)を のみ入りて。功(こう)有ものにあらず。 只(ただ)|日数(ひかず)を入べし。大かたの 人二廻りと志(こころざ)し。三廻をさへ。 長(なが)しと思へり。軽(かろ)き病はさも あるべけれど。はる〴〵湯治する 人。多(おゝ)くは本来(ほんらい)の痼疾(こしつ)な れば。いかで速功(そくこう)有べきや。三 四十日より。或(あるひ)は半年(はんねん)。一年。何(なに) 分(ぶん)|其(その)|病(やまひ)。癒(いや)るを期(ご)とすべ し。尤(もっとも)|生質(むまれつき)丈夫(でうぶ)なる人。む さぼり入て。しるしはやきも あれど。後日(ごにち)にいたりて。厳(きびし)き