翻刻
ふしみへ出べし。|淀(よど)は|舟(ふね)不(ふ)
定(でう)なればなり
〇但馬ゟ通しかご并|雇(やとひ)人(にん)足(そく)
伏見屋の事。|相(あい)対(たい)してよし。
人足一人に百文ましにてまはる
▲おいの坂 《割書:沓かけゟ|三十丁》
此坂山城丹波のさかいなり。
大(をゝ)江(え)山(やま)といふ。大江の坂をあや
まりて。おいの坂といふか。甚
道あしゝ〇|峠(とうげ)に|子(こ)安(やす)の
地(じ)蔵(ぞう)堂(どう)あり。|懐(くわい)妊(にん)の女。堂
の|柱(はしら)を|削(けづり)て。臨(りん)産(さん)の時。|口(くち)に
ふくむ。|必(かならず)安(あん)産(さん)するとぞ〇
峠を西へ少し下り一里|塚(つか)。是を
酒(しゆ)呑(てん)童(どう)子(じ)が|首(くび)塚(づか)といふ
〇|王(わう)子(じ)村《割書:舟附の地蔵尊。左|の森。王子社也》
〇|篠(しの)村 八幡の社有。尊氏都
落の時。願書を。こめられ
し社なり。軍兵矢を納めしとて。
矢塚といふものあり。社の左なり
▲|廣(ひろ)道(みち) 《割書:おいの坂より|二十丁》
〇|馬(むま)ほり村〇かせ原村
▲|亀(かめ)山(やま) ひろ道ゟ亀山の入口|土(ど)
ばし迄半道町の召土橋ゟ
うつね迄廿五
丁あり
松平紀伊守殿《割書:五万敷御|城下なり》
▲《箱:右そのべ 但馬 左笹山貝原はりま》《割書:亀山の川原町|立石如此》