翻刻
《割書:すべらぎのめくみも深き大江山|いくのゝもみぢ道いでぬるか》雲(くも)田(た)
村《割書:芹の|名所》○生(いく)野(の)川○下(した)生(いく)野(の)
《割書:大川にて|舟橋なし》○みまた村○池(いけ)田(た)村
▲岩(いは)崎(さき)村 《割書:いくのより|二十丁》
●千歳山《割書:いはさき|やま共云》○とうの市村
是ゟ福智山迄両方並松見事に明(あけ)智(ち)が軍(ぐん)法(ほふ)
道とて行人の|影(かげ)をかゝす事|奇(き)也上り下り小坂多し
▲長田(おさだ)村 《割書:岩さきゟ|半道》
○荒(あれ)野(の)《割書:海道の右に出て見れバ|二里四方の広野あり》
○絵(ゑ)堂(どう)が坂《割書:十王堂|あり》
▲土(は)師(ぜ)村 《割書:長田ゟ|壱り》
○はぜ川《割書:わたし|三文》戻り道中にも。若
高水あらば。こゝゟ|綾(あや)部(べ)越(ごへ)に。|桧(ひのき)山
出べし。川なくてよし
▲此川を渡り壱丁程行左へ行ば
大坂はりま道の国領跡の道也
此道の事三田越五丁目。委し
●右にいばらき童子が住
たる山見ゆ○さいく村《割書:はせ川の|はたにて》
《割書:ゑた村|なり》○蛇がはな《割書:ふくち山の|入口なり》
▲福(ふく)智(ち)山 《割書:はぜ村ゟ|半道》
朽(くつ)木(き)土(と)佐(さ)守殿《割書:三万二|千石》
御城下也此城|明(あけ)智(ち)日向守|古(こ)
城(じやう)也|則(すなはち)御(ご)霊(れう)一の社あり
▲町の中程に舟着ありこゝゟ|河(かは)守(もり)
迄三里川舟有《割書:かり切六百文位|乗り合廿文位》