翻刻
丹後へ廻る人は。此舟にのるもよし
○久和市村○荒河川《割書:橋渡し|なし》
▲荒(あら)河(が)村《割書:宿なし|上下二村有》 《割書:ふくちより|二十五丁》
▲《割書:右|左》 《割書:丹後宮津道|但馬出石道》
石の追分ゟ丹後へおもむく
人は。丹後廻りの道中附に
て見るべし○牧(まき)川
《割書:舟渡し三文高水あや|□□橋舟なし》●牧(まき)村
▲立(たつ)原(わら)村《割書:立はら野ばな|下つゞきなり》《割書:あらかゟ|一里》
○野ばな《割書:紙たはこ名|物あり是より》
の宮まで谷間小坂おゝし
▲此野ばなの中程ゟ右へ行ば但
馬道左りへ行ば播磨へ出るやく
沢越とてひろき野に出る
○ひのを川《割書:高水にわたし|なし》
▲一の宮 《割書:のばなゟ|一り》
○右に一の宮の社○佐(さゝ)〻
木谷○新堂村○下佐々
木村○加祢村○御(み)嶽(たけ)山
右に見ゆる高山なり役行者
の開基上古の山上なり。今
大峯より北の山上とやらん
いふ諺ありとぞ。麓の海道に
鳥居有て前に杉の大木あり。
源頼光大江山入の時枝を立
られしが成長してはやく枝
杉といふ。社まで十八丁但し一
の鳥居は亀山の
六本といふところにあり
▲おの原 《割書:一の宮ゟ|一り》
○のぼりをの坂《割書:又のぼり|りやう》