翻刻
相生の松有。但しこの松は。天正
の比。毛利氏の臣。小出某の為
に。うしなはる。今の松は。本多
濃州公。植させ玉ふなり
○地蔵山十|輪(りん)寺《割書:永観|堂の》
末寺。寺領五石。法然上人水かゞ
見の御影は。治部太夫といふ人へ。
《割書:つかはされし也。|霊地なり》○荒井村
○別(べ)府(ふ)川《割書:舟|渡し》○魚崎村
○石宝殿《割書:魚崎ゟ七八丁北也。|生石子村にあり。》 【生石子:おほしこ】
又しづが窓ともいふ。高さニ丈
六尺。高御位大明神。生石子大明
神を祭。此東ゟ御影石出る。宝殿
ゟ四五丁南へ行て。魚崎の出村へ
《割書:出。そねへ|行べし》○曽根天神《割書:社領|丗石》
庭に名松有。菅家自ら植え玉ふ。
といふ。周(まはり)壱丈八尺。真の高さ。一
《割書:丈三尺。艮ゟ坤へ。長|十一丈乾ゟ巽へ七丈》○時(じ)光(くはう)
寺《割書:西あみだ村にあり|浄土宗寺領ニ十石》
○阿弥陀が宿
▲加(か)古(こ)川宿《割書:寺家町|といふ》 《割書:西谷ゟ|一り》
○加古川《割書:つな|渡し》●七|騎(き)塚《割書:北の|なわ》
てにあり。塩谷判官
郎等。討死の所なり
▲豆(まめ)崎(さき) 《割書:加こ川ゟ|ニり》
▲こゝゟ|法花(ほつけ)山(ざん)一|乗(じやう)寺(じ)。順
礼廿五番の札所。清水寺等
への。道あり右へ行べし
○福井村○佐土村
▲御(ご)着(ちやく) 《割書:豆崎ゟ|一り》
▲姫路へ出でず。直に屋形へ出