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コレクション: STAGE1

但州城崎浴湯辧 - 翻刻

但州城崎浴湯辧 - ページ 8

ページ: 8

翻刻

|成(な)す上は。|新湯(あらゆ)|御所(こしよ)の|湯(ゆ)まん だら|湯(ゆ)を|日本第(につほんたい)一として。|但馬(たじま) |湯治(とうじ)とさへ|云(い)へば|此(この)三ツの湯と |心得(こゝろへ)。あら湯|望(のぞみ)の人は中の町に |宿取(やどとり)。|御所(ごしよ)の湯まんだら|湯(ゆ)|望(のぞみ)の 人は上の町に|宿(やど)とるべきなり ◯あら湯と中の湯との。|功(こう) |能(のう)。|黒白(こくびやく)|明白(めいはく)なる事。|右(みぎ)に |述(のぶ)るが如し。しかれども。|一端(いつたん) |発(おこ)ると。|愈(いゆ)るとの。|差別(しやべつ)有 により。|眼前(がんぜん)のしるしに|迷(まよ)ひ。 とりちがへて。|害(かい)を|招(まね)く。|人(ひと)|世(よ) に|多(をゝ)し。所の人此|理(り)を|弁(わきま)へぬも有。 |或(あるひ)は中の湯を|称美(せうび)して。すゝむる も有。病により。中の湯と。あら ゆとを|分(わけ)て。|指図(さしづ)するもあり。|初(はじめ) あらゆに入て。|悪物(あくもつ)を|追出(おいいだ)し。|後(のち) 中の湯に入て。いやすべしと云も 有。何れも|誤(あやまり)なり。かまひて〳〵。 随(したが)ふ事|勿(なか)れ。|瘡毒(さうどく)|発(はつ)して。た へがたき事あらば。|暫(しばらく)湯を|休(やすみ)て よし。|戯(たはふれ)にも中の湯に入べからず。 此|品(しな)を|不弁(わきまへず)して。|但馬(たじま)|湯治(たうぢ)とのみ |心得(こゝろゑ)んは。大なるひがこと成べし