みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

相州小田原箱根地震くどき - 翻刻

相州小田原箱根地震くどき - ページ 5

ページ: 5

翻刻

おりからにいへはたおれておもしとなれば親(を)や子(こ)もろとも ならくのそこにおちてゆくへはしらはのむすめ花(はな)のさかりを はしらにうたれかしらくだけてむじやうの風(かぜ)におしやちり行(ゆく) そのいぢらしさこふりかいどう青物丁(あをものてう)は出火(しゆくわ) 四(よ)ところ水屋が くずれ水はまん〳〵いへくらながれ万丁(よろづてう)にも出火(しゆくわ)は二か所(しよ) 大工丁(だいくてう) へともへゆきまするまたは海(うみ)よりつなみを上(あげ)て下(しも)はさかは のわたしばまでも山(やま)がくずれてひらちのごとくのきをな らべし御しろ下も今はのはらとなりはてまする北(きた)は つくゐに甲州口(かうしうくち)よ西(にし)と南(みなみ)は三嶋(みしま)をにけて伊豆(いづ)の濱迄(はままで) ゆりくづさるゝひがし梅沢(うめさわ)大いそ手前(てまへ)又は大山あつぎ をかけて六り四ほうの村〻までもひびきわたりてゆり くづさるゝそらにくろくもつぢかぜまいて山と川とのくづるゝ をとは天にひゞきて物すざましく今は此世のくづがへるかと 右よ左とにげゆく人はいきた心はすこしもあらず口にねん 佛(ぶつ)大もくとなへたすけ給へとくるしき時(とき)に神(かみ)やほとけをた のむもあれどなをも地しんはゆりしづまらず既(すで)に其日もく れはてたればりやうしゆう代くわんしゆつやくありてあま た人ずにたい松もたせこゝよかしことおてあてあれど人のち