翻刻
【右丁】
【漢数字丸囲み】廿四 浅草馬道 道哲(だうてつ)木戸 際(ぎは)より焼同所 谷中(やなか)天王寺門前代地丁山川丁焼同所
西方 寺(てら)〴〵大崩にて止る同南方西側 不二(ふじ)下 少(すこし)残り夫より吉祥(きちじやう)院亭 裏(うら)徳応(とくおう)
院 庚申堂(かうしんだう)延命(えんめい)院地蔵堂 誠心(せいしん)院 無動(むどう)院鳥寺 教善(きやうぜん)院申寺等何れも数百
軒の裏店(うらだな)悉焼る同南方浅草寺 随身(ずいじん)門前 居酒(ゐざか)屋まで焼る同向側より南方
南馬道迄一丁半やける右前出 道鉄(だうてつ)より是迄南北九丁余焼失
△浅草(せんさう)寺本道無異 諸堂(しよだう)僧房大破損△五重(ごぢう)大 塔(たう)九 輪(りん)曲る又同所 馬道(うまみち)東側
にて又南方弁天堂 青竜(せいりう)院百 観音(くわんおん)堂 泉凌(せんりやう)院 泉蔵(せんざう)院 冨士(ふじ)宮 修善(しゆぜん)院 寅薬師(とらやくし)
妙徳(めうとく)院迄焼る同南方 医王(いわう)院廿三 夜堂(やだう)こんたら堂 姥(うば)が池(いけ)旧迹(きうせき)一の権現(ごんげん)まで焼る
同 随身(ずゐじん)門通り東方にて金剛(こんがう)院 覚善(かくぜん)院 法善(ほうぜん)院 妙音(めうおん)院 顕松(けんせう)院同南側 自証(じせう)
院地蔵堂迄焼る
【漢数字丸囲み】廿五 猿若(さるわか)丁 芝居坐(しばゐざ)一丁目中村 勘(かん)三郎二丁目市村 羽(う)左衛門三丁目 河原崎(かはらさき)権(ごん)之介又
操(あやつり)座大 薩摩(さつま)吉右衛門 結城(ゆうき)孫三郎焼同 楽屋新道(がくやじんみち)般若新道数百軒裏店迄悉
【左丁】
【表組・漢字一字を三列三段に配し計九文字を一括りとし、右上から斜め左下、左上から斜め右下、縦中央は上から下、横中央は右から左へと線で結び文としている。表全体は三列四段で構成】
【一列目一段目】
大(だい)火(くわ)動(うごき)
親 地(ち)恐
往(わう)起(おこり)裂(さけ)
【一列目二段目】
市(し)土(ど)逃(にけ)
火(くわ)中(ちうに)苦(くるしみ)
夢(む)埋(うづまる)走(はしり)
【一列目三段目】
地(ぢ)乱(らん)多(おほく)
家(か)行(ぎやう)栄(さかゑ)
施(せ)止(やむ)固(かたし)
【一列目四段目】
家(い)気(き)崩(くづれ)
金(かね)賀(が)入(いり)
庫(くら)労(もめる)倒(たふれ)
【二列目一段目】
貸 費(ひ)新(あらた也)
現(げん)金(きん)少
借(しやく)夥(おひたゞし)空(むなし)
【二列目二段目】
暗(あん)毎(まい)寒(さむく)
昼(ちう)夜(や)動(うごく)
深(しん)驚(おどろく)光(ひかり)
【二列目三段目】
大(だい)非(ひ)溢(あふれ)
仁 道(たう)導(みちびき)
水(すゐ)懲((こらず)割(われ)
【二列目四段目】
紺(こん)大(おほ)眠(ねむし)
切(きれ)屋(や)売(うれる)
番 欲(よくほる)栄(いそがしく)
【三列目一段目】
本(ほん)贅 賑(にきはふ)
新(しん)宅(たく)建(たつ)
仮(かり)行(お)焼(やけ)
【三列目二段目】
死(し)芸(げい)治(なほり)
職(しよく)人(にん)喜(よろこび)
疵(きず)閙((いそがはし)蘇(よみがへり)
【三列目三段目】
長(ちやう)役(やく)儲(まうけ)
医(い)者(じや)閙((いそがし)
貧(ひん)間(ひま)泣(なき)
【三列目四段目】
年(とし)世(よ)麗(うらゝか)
町(まち)者(は)豊(ゆたか)
日(ひ)直(なほ)明(あけ)