翻刻
▲紅葉狩(もみぢがり)▲鹿聞(しかきく)▲蟲聞(むしきく) 暖地なればむし多し早くいでゝ遅(おそく)くをはる
客屋の庭(には)にも松虫すゞむし終夜(よもすがら)すだく▲茸狩(たけがり) 初だけ松だけ山〱に多し
雉子取(きじとり)▲小鳥狩(ことりがり)《箱:冬》千鳥(ちとり) 雪見(ゆきみ) 猪打(しゝうち)
▲魚漁(きよりやう)は此地第一の遊楽(なぐさみ)なりもとより四季にかゝはらず▲鯛網(たいあみ)時としては一度
に大小の鯛 数(す)百 枚(まい)を得(う)る▲地引網(ぢびきあみ)▲松魚釣(かつほつり)▲長縄(ながなは)▲石決朋取(あはびとり)
▲磯(いそ)の貝ひろひ
○旅店(りよてん)
大湯を引て湯場を造(つく)り旅客を留(とゞむ)るを客屋(きやくや)と唱(とな)ふ客屋にあらざれば
客をとゞむるを禁(きん)ず客屋(きやくや)二十七 軒(けん)あり今休のもの略之(これをりやくす)
本陳
渡部彦左衛門
今井半太夫
富士屋㐂右衛門 相模屋要右衛門
江戸屋吉兵衛 山田屋八郎右衛門
巴屋次五兵衛 紙屋新右衛門
鈴木屋新吉 三浦屋平助
遠刕屋平蔵 小富士屋金兵衛
真砂屋利右衛門 伊豆屋徳兵衛
坂口屋弥兵衛 伊勢屋五郎右衛門
武藤屋庄五郎 蓬莱屋恒三郎
菊屋孫右衛門 鱗屋平兵衛
小澤屋與兵衛
通計(つうけい)二十一軒