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にきこえまほしう侍をわたくしにも心のとかにまかてたまへ年比うれしくおも
たゝしきついてにてたちより給し物をかゝる御せうそこにてみたてまつる返々
つれなきいのちにも侍かなむまれし時とり思ふ心ありし人にて故大納言いまは
となるまでたゝこの人の宮つかへのほいかならすとけさせてたてまつれ我なくな
りぬとくちおしう思うくつをるなと返々いさめをかれ侍しかははか
〳〵しうう
し〳〵うろみ思人もなきましらひはなか〳〵なるへき事と思給へなからたのゆい
こんをたかへしと許にいたしたて侍しを身にあまるまての御心さしのよろつに
かたしけなきに人けなきはちをかくしつゝましらひ給ふめりつるを人のそねみ
ふかくつもりやすからぬ事おほくなりそひ侍つるによこさまなるやうにてつゐ
にかくなり侍りぬれはかへりてはつらくなんかしこき御心さしを思給へられ侍こ
れもわりなき心のやみになんといひもやらすむせかへり給ほとに夜もふけぬう
へもしかなんわか御心なからあなかちに人めおとろく許おほされしもなかるゝ
ましきなりけりと今はつらかりける人のちきりになむ世にいさゝかも人の心を
まけたる事はあらしと思ふをたゝこの人のゆへにてあまたさるましき人のうら