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コレクション: STAGE8

安政大地震畧記 全 - 翻刻

安政大地震畧記 全 - ページ 7

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井左衛門尉様森川出羽守様大に崩れ小川町は本 郷丹後守様松平肥後守様榊原式部大輔様板倉 様戸田様此へん残らず焼る又牛込より小石川伝通院 門前のこらずくずればん町ゟ飯田町お茶の水辺大に ふるふまた一口築地小田原町ゟあさり河岸大橋向ふは 御籏本様方御家人衆御屋敷残なくふるふおよそ 御府内四里四方五千七百余ヶ町の間出火三拾七ヶ所 家数寺院堂社の損亡いち〳〵かぞへあぐるにいとま あらず又東海道は川崎宿少々神奈川は大にふるひ 大半崩れ程ヶ谷は少々戸塚宿はしよ〳〵ふるふ又藤沢平塚 大磯小田原辺まで格別の事なしといへども諸々ふるひいたむ 仲山道板橋ゟわらび宿浦和上尾大宮までは大ひにふるひ 其先は熊谷宿まで所々ふるふ日光道中は草加宿越ヶ谷より 其先幸手辺まで諸々ふるふ又水戸海道は市川松戸うしく宿 辺下総は行徳船橋辺は分ヶておびたゝしくふるふ奥州街道は宇 津の宮辺までふるひ崩る其外葛西二合半領又甲州街道 八王子駒木根辺までふるふ又青梅海道半能所崎ちゝぶ 大宮辺まてゆりふるにかゝる凶変は古今未曾有にて老若 男女の死亡は明暦火災の砌よりはます〳〵人家建諸国込ゟ入込 住居なすこと広大ならば其死亡はいくらとも量知るべからず誠