翻刻
【右丁】
二【頁番号】
らす斯(かく)分毫の誤りて【で】多く人の生命を
夭する事医を業とすることの実に思ひ
さる所なれば予聊病家の心 得(イ)に以下
の条【條】目を告るのミ
一疱瘡ハ病岩【家ヵ】の心得 第(たい)一也其勝負早き
ものニ而前後始終をくわしく心得なら
ざれハ必詭りほふきものとハ也真詭り又【にヵ】
て頬【順ヵ】疵【症】も悪疵【症】となり忽死に至る是誠ニ
悲命の狂死にて天命とハいふへからす悲
づ【べヵ】く恐るへき事ナリ任【但】を【シ】元よりの死疵【症】
ハ格別の事悪疵【症】【難症ニて】続ニ候
ニても其初より能く心得之昼夜心を用
【左丁】
ひ力を尽して手抜なく表【養】生する也ハ
死するをの生き重きをのり【少ヵ】❓軽く軽き
ことのハまず〳〵軽し是必然の理也