← 前のページ
ページ 90 / 106
次のページ →
翻刻
【OCRのままです】
此分の御じひとさま〳〵にくどきければ。一休のたうひ
けるは。我等が出れば却てかれがまよひとなる也ずる也
ち書つかはすべしとてあそばしけるは
ぎなはいふくとく
海中有_二毒魚名云_一河豚魚_一
面腹白背_一班人不_レ食_一 ̄ヲ此魚
くらつてくれをたちまちしたり
呼啼痛哉又次郎食_レ之忽死矣
彼歳五十四 彼歳五十四
合せて数珠一連百八煩悩のきづなをふつと載
て行たいさへつとゆけ
木曽十七寅の年角のなひして添にけれ
とあそばしてつかはされけるとかやしかればおの〳〵肝を
遣しけれ共仰なれば其ごとくにおこなひけるが。其ゐん
だうの書たるを其子共秘蔵し伝て其家のたからと
し父もなき墨跡にて今の代々まで所持仕りて有
けるとかや
【大内灯篭詩の事 付 性霊うたの事】
『八』一休和昌の時代までは方々の寺より。七月十四月十四日
大内へ灯篭をさゝげける。大徳寺にも開山大灯国師
よりゆへありてさゝげかしかば。後とまで例になりてやの
がたくぞ有けれは。一休もこむつかしくやおぼしけんあ
る時大裏へ灯籠あげるとて狂詩を一首つくりても
灯籠に相そへてさゝけ給ひけるは
惟霜今日出来出来迎雨露直催_二万葉棚