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【OCRのままです】
よとてわらひ給へば。旦那礼拝してかへりけると也
【風雨の日新右衛門見舞に行事】
『十二』比しも八月の下旬なれば大雨しきりにしきりにして洛中
の家。当社塔もそこねければ。蜷川新右衛門とるもの
取あへず一休和尚へ御見舞申て御坊御内に御座候か何
た〳〵殊外の大風大雨御寺はいづ方もそこね申さす候
やと申ければ。一体出合給ひて。よくこそ御心付ゝものかな
誠にめづらしき大風にて候。はながら当寺は先何事也
御座なく候とて一首
御座なく候とて一首
わかやどはしらもたてずふきもせず
雨にもぬれず風もあたらず
と仰られければ。その御 庵(いほり)はいつくのほどにて候ぞと申