翻刻
【右丁 挿図あり】
列當(れつとう) はまうつぼ
海邊(うみべ)の芝地(しばち)に生す尾州(びしう)にては茵蔯(いんちんの)
根(ね)に拠(より)て生すものあり肉蓯蓉(にくじうよう)より
瘠(やせ)て小にして鱗甲(うろこ)粗(あら)し
一根二三 茎(けい)を生す花 淡紫色(うすむらさき)
一種 武州 御嶽(みたけ)山中に生ひるもの
花 淡黄色(うすきいろ)也
【左丁】
阿蘭(おらんだ)物印忙(ウエインマン)の圖(づ)に
桃金孃(たうきんじやう)《割書:てんにん|くわ》といふ木の
根(ね)より生(しやう)するものあり
これ又 列當(れつたう)の属(たぐい)なり
シスチユスレドンヲイトセイ フリユス《割書:和|蘭》