みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

地震考證 全 - 翻刻

地震考證 全 - ページ 7

ページ: 7

翻刻

  安政乙卯初冬大地震之時   詠長歌幷短歌 ぬば玉のよひの波雲たゝよひて|海月(クラケ)なし けり天の原憂世に諭(サト)す競?朝?す水也 雲ともあらかねの|地(ツチ)や|天(アメ)とも神ならぬ 世の来□にわりもなきあなうたかたの沫 に似し|産霊(ムスブ)の魂の蒼生(ヒトクザ)は神のめく みに生(ナ)るとたに|牽牛花(アサカホ)【アサガオ】のおく露ほとも しらてむなしく天地の神に背きし なほざりを治まる御代に太刀劔御手には とらでかむな月二日の夜(ヨハ)によるべして 将軍(ミイクサギミ)のおはします大樹の陰のみあたりに ふるひし|地震(ナ井)の誡(イマシメ)は有にもあらぬ|雷光(イナツマ) の火(ホ)の散る間にて|狂津日(マガツヒ)【禍津日神】の災ひこと ありつれど怒りをよそにたつ田彦風を和(ナゴ) して鎮りぬあな尊しなよりもやまの|國土(クニ)