翻刻
【見開き 挿図】
【右丁】
茶菊(さきく)
高(たか)さ二尺 許(はかり)枝(ゑた)多(おほ)く十
月 花(はな)を開(ひら)く單辨(ひとへ)黄心(わうしん)
なり葉(は)霜(しも)をかふむりて
紅色(こうしよく)小(こゝ)なる一種 近年(きんねん)
白辨(しろへん)にして黄心(わうしん)のかんぎく
あり明(みん)の灌園(くはんゑん)草木(さうもく)
識(し)に菊(きく)一 種(しゆ)冬月(とうげつ)開(わう)
黄花(くはをひらく)如(せんの)_レ銭(ことく)而(にして)厚者(あつきもの)爛(らん)
熳(まん)此(これ)茶菊(さきく)也(なり)採(はなを)_レ花(とり)
蒸(むして)可(ちやに)_レ點(てん)_レ茶(すへし)といふこれ
なり
かんきく
一種
白かん
きく
【左丁】
滿天星(まんてんせい) まんきく
きんめぬき《割書:千葉|黄色》
苗葉梢小にして花大さ
小銭の如(こと)く此類(このるい)数種(すしう)あ
り皆(みな)群芳譜(くんほうふ)に云(いふ)滿天(まんてん)
星(せい)なり
一種
きんめぬき
紅黄(こうわう)絞(しほ)り
一種 しやのめ
單辨(ひとへ)にして紅
色 黄色(わうしん)なり