翻刻
【見開き 挿図】
【右丁】
一種 らんじやたい
千葉(せんやう)黄色(わうしよく)にして花葉の香
氣(き)馥郁(ふくいく)常(つね)の品(ひん)に異(ことな)れり
一種 なゝこぎく
千葉(せんやう)にして花辨(はなへら)巻(まき)たる如(こと)し
花色(くはしよく)黄白(わうはく)二品(ふたしな)あり
白なゝこぎく
【左丁】
野菊(やきく)
あふらきく
山野(さんや)道傍(みちはた)自生(しせい)多(おほ)し故(ゆへ)に野菊(やきく)といふ葉(は)秋菊(しうきく)に
似(に)て切(きれ)こみ多(おほ)し花(はな)は梢(やゝ)小(ちいさ)く單辨(ひとへ)黄色(わうしよく)にして味(あしはひ)苦(にか)し
一種
をらんたのきく
茎(くき)高(たか)さ一尺に過(すき)す
葉(は)は野菊(やきく)に似て細(ほそ)
く花(はな)も小(せう)なり