翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻13-15 - 翻刻

本草図譜. 巻13-15 - ページ 72

ページ: 72

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【右丁】 一種   あかそ  形状(かたち)やふまをに似て茎(くき)細(ほそ)く赤色(あかいろ)にして粗(あら)し 一種   みつくさ《割書:相州|方言》  又はり〳〵のき《割書:豆州|方言》ともいふ相州(さうしう)原野(はらの)尤(もつとも)多(おほ)し旧茎(ふるくき)枯(かれ)かして灌(き)木の如(こと)く高(たか)さ一尺にも及(およ)ふ春(はる)  旧幹(ふるみき)より生(せう)す葉(は)は苧麻(ちよま)に似(に)て小(ちいさ)く薄(うす)く微紅(すこしこう)を帯(をひ)て尖(とか)りあり茎(くき)紅色(あかいろ)にして細(ほそ)く両対(れうたい)す秋(あ)  月(き)梢(こすへ)の葉(は)の間(あいた)に穂(ほ)を生(せう)す又 苧麻(ちよま)に似(に)て長(なか)さ三四寸 下垂(けすい)す葉(は)の味甘し是紫苧の属なり 一種   いはかね  近年(きんねん)紀州(きしう)より来(きた)る植小木なり葉(は)はぱり〳〵のきに似(に)て長(なか)く毛茸(け)あり野海棠(やかいとう)《割書:はしか|んほく》に似(に)て互(こ)  生す高さ二三尺 春月(はる)葉(は)の間(あいた)に小花を開(ひら)く苧麻花(ちよまくは)とは異(ことかは)れり 【左丁 挿図】    のまを