翻刻
【右丁】
【上段】
九十一
刈萱(かるかや)
花せうゑんじ付立葉草の汁付立小草
書入見合いづれも草(さう)書かるく仕立べし
白雲雀(しろひばり)
觜墨の具かしらより総体うす墨くま
上草の汁かけ風切墨にて二重羽ふちご
ふんはね込同毛かき腹白しごふんくま
同毛かき朱ずみにて府を入る
【下段】
九十二
柿(かき)
花ごふんくま先にしわうの匂ひを付るうて
な白縁葉縁青草の汁わりくま筋
書すべし
山鵲(さんじやく)
觜足赤し肉色上朱くまゑんじくゝり
いたゞき白し頬墨くますみ毛かき頭
こんぜう脊中羽かひ#1墨くま上に朱ずみ
かけ風切墨仕立ふちごふんはね込はら合
黄土朱ずみにてうすく毛書ごふんかき入
尾表こんせう裏こふん先に玉ありゑんじ
の具上ゑんしにて書くゝりあいろう毛書すべし
【左丁】
雨を乞羽音もとなり柿の花 沾緑