翻刻
【右丁】
御覧あれぬのことり沙汰綿の花 千舎
【左丁】
【上段】
九十三
木綿(きわた) 《割書:古終 日本民間所_レ作是也》
花しわうくましべ朱中に一筋長きしべ有
ごふん付立うてな白縁葉縁青わりくま
筋書草の汁にてすべし
唯紅鳥(のこどり)
觜足うす墨かしらより脊中までうす
すみくま上に朱ずみかけ目の上に一筋白き
所ありごふんくま下あご赤く朱のくまなり
風切尾共墨仕立也はらごふんくま同じく
毛かき
【下段】
九十四
藤(ふぢ) 《割書:蔓草 黄環》
紫白二色あり花下地あさきぬりゑんじくま
上にこうぜう け#1茎白縁葉縁青草の
汁仕立 #2若葉合黄土ゑんじくま草の汁
筋書二ばん縁青もとの方よりかくべし
蔓朱ずみくゝり草の汁書入すべし
燕(つばめ) 《割書:𩾐#3》
頭より脊中皆墨にてくまどり上うす墨
にて一遍だみ頬に少朱をはね込べしはら
ごふんくま同毛かき