翻刻
【右丁】
觜と見て雫にひら〳〵紫蘭かな 玄詞
【左丁】
【上段】
八十一
芝蘭(しらん)
花ゑんじの具ぬり上ゑんじにてくゝりくまに
仕上べし葉二ばん縁青わりくま筋草の
□【汁ヵ】也
鶇(てうま)
觜足墨くま目の内朱ずみ頭より総体
うす墨くま上に草の汁うすくかけ合黄
土にてきほひを所々に入る風切尾共墨
くま毛書すべし下腹こふんくま同毛書
脇はら朱ずみ府を入同毛書すべし
【下段】
八十二
椿(つばき)
花ゑんじの具ゑんじくま同つゝきべにしぼ
りのごとく入べし花の端よりごふんくま
うすくかくべししべごふんにて屋上しわう
をかくべしうてな白縁草の汁くゝりゑん
じくまどるべし葉縁青草の汁わり
くま筋書すべし
青鳩(やまばと)
觜足ゑんじの具ゑんじくゝり頭より総体
草の汁くま草の汁にて毛書風切尾墨
くまふちごふんにてきほひくまごふん筋
書むねしわうくま脇はら草の汁くま同
毛かき下腹ごふんくま同毛書すべし
目の内朱ずみふちごふんうすく引べし