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コレクション: 春画資料

BnF. Département des manuscrits. Japonais 215 A (2) - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 215 A (2) - ページ 14

ページ: 14

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端唄寝〆色糸(はうたねじめのいろいと)下の巻      通(かよ)ひ小町(こまち) 小町(こまち)おもへば照(て)る日(ひ)もくもるしいの少将(しやう〳〵)がなみだ雨(あめ)とはいま 専(もつは)ら世(よ)の中(なか)に通客達(つうかくたち)のいきがりてうたふはうたの文句(もんく)ながら 末(すゑ)の一句(いつく)のばゞじやへは色気(いろけ)のない行(ゆき)どまり外(ほか)になにとか言(い) ひやうも有(あ)るべきにばゞじやへとは何事(なにごと)ぞや。酒(さけ)は燗(かん)肴(さかな)は気(き) どり酌(しやく)はたぼちん猫(ねこ)ばゞア子供(こども)いやなりとのおきてをもはゞか らぬ悪洒落(あくじやれ)の一言(いちごん)。成(な)らば雅言(がげん)に取(と)りなして文句(もんく)をいさゝか かゆるともそつとは なにかくるしかるべ き抑(そも〳〵)此(この)小野(をの)の 小町(こまち)といふは出(で) 羽(は)の郡司(ぐんじ)小野(をの) の良実(よしざね)が娘(むすめ)にて本朝(ほんてう)美人(びじん)の聞(きこ)えたかく和歌(わか)は衣通姫(そとほりひめ)の 流(なが)れをくみてその才(さい)古今(こゝん)にひいでたれば其色(そのいろ)にまよひ其才(そのさい) をしたひて縁(えん)に因(ちな)みつてをももとめて言寄(いいひよ)るもの多(おほ)けれどおのれ 【絵の中】 花のくもりか遠山の  雲か月かはしら雪の なかをそよ〳〵ふく  春風にうきね     さそふや  さゞなみの    こゝそかもめ着    みやこ鳥あふぎ     びやうしの      ざんざめく内や    ゆかしき内ぞゆかしき