翻刻
▲常(つね)に用ていろを白くしきめをこまかにす▲はたけそばかすによし
▲できものゝあとをはやく治(なほ)す▲いもがほに用てしぜんといもを治(なほ)す
▲にきびかほのできものに妙なり▲はだをうるほす薬(くすり)ゆゑ
常(つね)に用ゆれば歳(とし)たけてもかほにしはのよる事なし
▲惣身(そうみ)一切のできものによし▲ひゞあかぎれあせもに
妙なり股(もゝ)のすれにはすれる所へすり付てよし
調合売弘所《割書:江|戸》南てんま町三丁目
いなりしん道 坂本氏
いなりの東どなりにて
【囲みの中】
《割書:口|上》右の御くすり十包以上御もとめ被下候はゞ当時(たうじ)三芝居 立者(たてもの)
立役(たちやく)女形(をんながた)正めい自筆(じひつ)の御扇子けいぶつとして差上申候間
十包以上御求め被遊候節は御好(このみ)の役者(やくしや)名前(なまへ)御しるし御こして被下候其置先■
【囲みの外】
〇用ひやう 水にてとき御つけて被□【成ヵ】候