翻刻!いきもの図鑑

コレクション: コレクション1(くずし字)

有毒草木図説 2巻. [1] - 翻刻

有毒草木図説 2巻. [1] - ページ 4

ページ: 4

翻刻

【右頁 白紙】 【左頁】 凡例  一 《振り仮名:本-草|ほんさう》の業(げふ)もとより《振り仮名:博-大|ばくだい》なり《振り仮名:諸-品|しよひん》の《振り仮名:気-味|きみ》《振り仮名:能-毒|のうどく》    に至(いたり)てはいよ〳〵《振り仮名:究-極|きうきよく》しがたし然(しか)るに《振り仮名:尋-常|じんじやう》《振り仮名:所-有|しよいう》    の《振り仮名:草-木|さうもく》正(まさ)しく毒(どく)ありて人(ひと)しらざる者(もの)《振り仮名:数-多|すた》こ    れあり或(あるひ)は《振り仮名:枝-葉|しえふ》を《振り仮名:蓋-盤|かいばん》に布(しき)て《振り仮名:殽-核|かうかく》を盛(もり)或(あるひ)    は《振り仮名:花-実|くわじつ》を《振り仮名:軒-膾|けんくわい》に雑(まじ)へて《振り仮名:観-美|くわんび》を取(とり)或(あるひ)は《振り仮名:児-童|じどう》    採(とり)て漫(まん)に玩(もてあそび)となし或(あるひ)は《振り仮名:飢-饉|ききん》に収(おさめ)て妄(みだり)に啖(くら)ふ    往々(わう〳〵)其害(そのかい)を被(かうふ)るを見(み)ることすくなからず予(よ)竊(ひそか)に    これを《振り仮名:憂-懼|いうく》すること已(すで)にひさし嘗(かつ)て《振り仮名:考-験|かうげん》

現代語訳

【右頁 白紙】 【左頁】 凡例 一 本草学は元々非常に広範囲な学問である。諸々の植物の性質や毒性については、なおさら究明することが困難である。しかしながら、身近にある草木で確実に毒性があるにも関わらず、人々がそれを知らないものが数多く存在する。あるときは枝葉を盆に敷いて食べ物を盛り、あるときは花や実を料理に混ぜて美しさを演出し、あるときは子供が採取して何気なく玩具として遊び、あるときは飢饉の際に収穫して軽率に食べてしまう。しばしばその害を被ることを見ることは少なくない。私は密かにこのことを心配することすでに久しい。かつて実際に調べて

英語訳

【Right Page: Blank】 【Left Page】 General Principles 1. The field of herbal medicine (honzōgaku) is inherently vast in scope. When it comes to the properties and toxicity of various plants, it becomes even more difficult to investigate thoroughly. However, there are numerous common grasses and trees that are definitely poisonous, yet people are unaware of this fact. Sometimes branches and leaves are spread on trays to serve food, sometimes flowers and fruits are mixed into dishes for aesthetic appeal, sometimes children pick them and carelessly use them as toys, and sometimes during famines people harvest and recklessly consume them. It is not uncommon to witness people suffering harm from such practices. I have secretly worried about this for a long time. Having previously investigated through experience