翻刻
《箱:二十三》本所ハ惣而大半崩れ無事成ハ
まれなり其中に東橋向ハ六万四百石ヨ?【家紋】
松平周防守様御屋焼る夫より松倉丁
辺多く潰れ小梅尾町少〻焼る又中
の郷辺寺院損亡多し荒井町こと〴〵く
潰る石原牛の御前御仮屋辺弁天小路辺
小屋敷焼る又下口ハ天満宮前亀戸町
二カ所焼ける柳島押上迄所〻潰多し又
法恩寺橋ぎハ町家少〻焼る吉田丁
吉岡丁南割下水辺小屋敷共大ひに
そんじ津軽様近辺までつぶれ多し又
御竹蔵前通りハ両岸町家裏表共
潰れ多し二ツ目縁丁一丁目二丁目焼二丁目
ハ崩のみ四丁目五丁目ハ焼て三ツ目花丁少
し焼る又川向ハ林丁一丁目ゟ五丁目まで
潰れ多く徳右衛門丁一丁目二丁目焼三
丁目ハ潰多し菊川丁三丁共崩多し
扇橋きハ深川西町半丁程焼る又素
もく橋より上ハ手両川岸共つぶれ多し
《箱:二十四》深川ハ御船蔵前町より八名川丁
辺へ焼込み西光寺残る大久保様少〻残る
歯神の社焼御船蔵番焼長家様より
大日横丁菅野井上牧野様焼る木下
図書様火の見斗り残り林様焼る御籾
蔵半分残る八名川丁より北六間堀南同丁
神明宮つヽがなし裏通りゟ北の方残る又下
口は中森下南森下丁元町六万石【家紋】小笠原様焼
又下口ハ猿子橋辺出火六万石【家紋】井上様少〻焼る夫より
ときハ丁一丁目二丁目五万三十七石コ?【家紋】太田備中守様少〻にて
焼止る又籾蔵わき深川元町潰れ一丁の内
三軒残る又田安様御門前にて家一軒残りあと
残らず大潰れ其より扇橋辺一圓潰れ西町
東町大潰れ猿江裏三丁ばかりの間に三軒
残る扇橋通り八万石【家紋】土井大炊頭様焼る又
小谷木川編大損じ又海辺大工丁ゟ清住丁
新寺町辺不残潰れ多し㚑岸寺浄心寺
本堂残る所〻そんじあり又下口ハ伊勢崎丁
一丁目二丁め焼西平野丁冨久丁三角屋敷
此辺残らず潰れゑんま堂橋網打場辺は少〻
たるみ佐賀丁辺大崩れ相川丁焼熊井丁
もろ町中島丁大崎丁まで焼冨吉丁通り
小川丁八幡橋際火の中にて一軒残る蛤丁少〻
残り黒江丁西念寺焼永代寺門前山本丁
西横丁焼下蛤丁十八万六千石【家紋】松平出羽守様
焼又金子横丁此辺俗に仲町という此火三口
一所夫よりがたくり橋際にて焼止り三軒残る
又一口は挽蔵北本所代地佐賀丁代地焼
るなり石ハ巨細に見分致し町名のまぎら