chinjuhさんのお気に入り

コレクション: とりあえず気になる

北國記行 - 翻刻

北國記行 - ページ 24

ページ: 24

翻刻

か許にて暮秋休雨【別の写本「暮秋時雨」】  たか袖の秋の別れの櫛のはの  くろかみ山そまなくしくるゝ 【以下OCRのまま】 十一月の末に上野のさかひ近か 上杉相模守房定 越後の山中石句 法名常泰 旅所といふ所へ源房政にたくへ て帰洛を催すへきよし侍しかは 一向井の人は白井の人々餞別せしに山路雪 帰るさも君かしほりに東路の 山かさなれる雪や分まし 廿七日山雪にむかひて朝たち侍 利根川を香に見侍りて 降つみし雪の光やさそふらん 浪よりあくるあまのとね川 あくれは三国山を越侍るとて 木曽路の空も此かさなれる嶺 よりつゝき侍らんと覚えて 踏分て中〳〵道や残るゝむ