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翻刻
【右丁】
組上セイロウ 三角
【左丁】
《箱:第八》 地道(ぢみち)の事
▲城中(じやうちう)つよき矢倉(やぐら)ありて。其 手(て)より責(せめ)がた
き折(をり)ふしは。町づもりをしあなをほり入。矢(や)
倉(ぐら)したまてほり。今すこしと思ふ時 分別(ふんべつ)
あり。たれやの人も知ごとく。城(じやう)中のふせがめ
にほり入。音(をと)ひゞくにより。城(じやう)中も心得を
するものなり。此時にをひては。その矢倉先
に仕寄(しより)を付(つけ)。大 筒(つゝ)小 筒(つゝ)石火矢。さま〳〵の責(せめ)
をせば。城中(じやうちう)是をふせぐとて。物さはがし
き事なれば。かめのひゞきもまぎるゝ也。